認知症治療

認知症診療の基本として、きちんとした診断が大切です。当院では神経学的所見のチェックの上で、認知機能検査や簡易心理検査を行います。また画像検査や更なる精査が必要と判断した場合には認知症疾患医療センターにご紹介しています。治療としては記憶障害や見当識障害等の中核症状と認知症に伴って現れる精神症状（抑うつ状態・妄想・幻覚・不安・興奮など）や行動障害（徘徊・暴力・介護抵抗・睡眠障害など）に対して適切な投薬および様々な医療・ケアを提案し、ご本人およびケア現場で苦労されているご家族様やスタッフの負担軽減を図っています。
更に認知症予防として、生活習慣病管理や人間関係(良好なコミュニティ形成)の大切さをご説明し、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、支援しています。